9年前のこの日・・。

朝方、6時過ぎに携帯電話が鳴り続けては止まり、鳴り続けては止まり・・。

夢のまた夢の中にいる時間帯だし、どうせ誰かが酔っ払って

電話を掛けて来ているんだろう・・みたいな感覚で出ようともしなかった!

あまりのしつこさに根負けしたかの様にテーブルに置かれた携帯を見ると

地元の市外局番で始まって末尾が【0110】

嫌な予感・・。

「〇〇さんのお兄さんでしょうか?実は〇〇さんがお亡くなりに・・」

何を言っているのか全く理解が出来ないまま時間だけが過ぎ

ようやく意味を理解したのは電話を切ってからの事。

朝早く失礼かと思いながらも当時の店長の野村氏に連絡を入れ

「これこれこう言う訳で、数日休みを頂きたいのですが・・」

電車で地元へ向かおうとする自分に

「送ってあげるから仕度をしてマンションで待ってて!」

警察署の方に来て頂けますか?という事だったので

警察に向かうも、何年も帰っていない間に警察署も移転しており

通行人に聞いて移動。

先に着いていた弟の奥さんに泣いて抱きつかれても

「こっちが泣きたいよ!!」って言いたいぐらいの感情が。

例の、大量吐血で自分が入院した時に御見舞に来て

「兄貴よ~体を大事にな!」 まさか最後の会話になるとは。

                      K・・。